Pianist   黒岩 航紀

1992年生まれ。東京藝術大学音楽学部ピアノ科を首席で卒業。同大学大学院音楽研究科修士課程修了の後、ハンガリー、リスト音楽院にて研鑽を積む。

2013年第11回東京音楽コンクールピアノ部門第1位及び聴衆賞。2015年第19回松方ホール音楽賞。同年第84回日本音楽コンクールピアノ部門第1位。2017年第13回ヘイスティングス国際ピアノコンチェルトコンペティション(イギリス)第4位及びオーケストラプライズ。演奏が現地で話題になりWebsite「Hastings Online Times」で4回にわたり掲載された。同年第6回秋吉台音楽コンクール室内楽部門最高位。第4回いしかわ国際ピアノコンクール第1位。インムジカローマ国際ピアノコンクール2018(イタリア)第3位。2019年KIPA国際ピアノコンクール(韓国)第1位。2023年第17回チャイコフスキー国際コンクールピアノ部門セミファイナリスト及び優秀演奏者賞。また選抜指名されサンクトペテルブルクのマリンスキー劇場コンサートホールにて演奏する。2017年度第27回青山音楽賞新人賞。2019年第14回宇都宮エスペール賞。

これまでに、東京フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、藝大フィルハーモニア管弦楽団、セントラル愛知交響楽団、MCFオーケストラとちぎ、ロイヤルフィルハーモニックオーケストラ(イギリス)、ローマトレオーケストラ(イタリア)等と共演。また2017年にはロシア・サンクトペテルブルクより招聘され、アレクサンドル・ティトフ氏(ロシア功労芸術家)指揮、サンクトペテルブルク国立アカデミーオーケストラとブラームスピアノ協奏曲第1番を共演し、音楽監督セルゲイ・ロルドゥギン氏に絶賛される。バッハからコンテンポラリーまでレパートリーも広く、2019年東京オペラシティリサイタルシリーズ「B→C」出演。現在はソロ、オーケストラとの共演に加え、荒川文吉氏(Ob.)、齋藤志野氏(Fl.)との「Trio Explosion」を始め、室内楽やアンサンブルピアニストとしても活躍している。(公社)日本演奏連盟会員。東京藝術大学ピアノ科、甲斐清和高校音楽科非常勤講師。CJM神宮の杜音楽院講師。

芹沢直美、秦はるひ、江口玲、ファルヴァイ・シャーンドル各氏に師事。

(公財)青山音楽財団奨学生。宗次エンジェル基金/(公社)日本演奏連盟新進演奏家国内奨学金制度奨学生。(公財)ロームミュージックファンデーション奨学生。2017年デビューCD「sailing day」は“高度な美感を息づいている”と《レコード芸術》準特選盤に、2019年2nd CD「展覧会の絵」は“唯一無二の音楽を奏でていて新鮮”と《レコード芸術》特選盤に選定。他誌からは”オーケストラ並みの色彩感を獲得している”等、評される。